バウンサー

バウンサー

「あの奥に座ってる男がそうだ。彼は無口でね、自分を売り込むってことをやらないのさ」

概要

このパーティ、クランにも属さず、
ユーザークエストのうち、護衛募集のクエストだけを受注する用心棒の事。
自然発生した職業のため、厳密な定義は無いが、一般的には
「バウンサースタイルを発現している」
「メンバー募集のユーザークエストを主に引き受け、且つそれに関する評判を備えているプレイヤー」を指す。
当たり前だがバウンサーには、大半のクエストに対する確実なクリア能力、クリア実績、そして実力が求められる。
特に、高レベルのローカルクエストのクリア実績を持ち、自身のプレイヤーレベルも高いバウンサーは
重宝されており、特定のクランとの長期専属契約を結ぶ者も居る。
また、それとは別に最近になって戦闘を始めたプレイヤーを専門に助け、
一定の強さになるまで護衛を勤め上げるバウンサーも居り、これもある種の職業として成立している。

バウンサーの雇い方

バウンサーは一匹狼で、実力者であり、高額な報酬を手に出来る。
そう言ったイメージからバウンサーは一般ユーザーに憧れられており、志望する者は後を立たない。
バウンサーは並のプレイヤー以上の実力、能力が要求され、顧客の秘密や情報を絶対に口にしない、
如何なる状況でも対象の護衛を諦めず、いざと言う時は身代わりになる覚悟を持つ。と言う
人格と能力、覚悟が求められる非常に厳しい職である。
ところが、生半可な憧れだけでバウンサーを名乗る者は後を絶たない。
そうした自称・バウンサーは役に立たない事が殆どで、危なくなると護衛対象を見捨てたりする。
そのため、バウンサー選びをする時は周囲の評判や実績がちゃんと明確なログとして存在するのか、
そもそも本当にバウンサーと呼ばれているのかをきちんと調べておく必要がある。
このあたりは掲示板のログを読めば分かるだろう。
バウンサーは自発的にクエストマーケットを検索したりはせず、自分の名前を売る事もしない。
また、クエストを直接発注しようにも、バウンサーは同職同士の慣れ合いを好まず、
公式クランを作って居ない事から、クラン一覧から探す事も出来ない。

もしあなたが本当にバウンサーを雇いたいと思うなら、
セントラルエリア等の掲示板を参照して、そこにある書き込み内容からバウンサーの居場所を探し、
特定の時間に直接バウンサーにお願いしに行く事をおすすめする。
誰が今、受注出来る状態にあるかは掲示板にかかれている事が多い。
バウンサーは善意の自由業で、誇りを持っている人が多いが、
大抵の場合、依頼者がきちんとした態度で頼めば。普通に応対してくれる。
反対に、高慢な態度、見下した態度で接しようものなら、いくら高い報酬を付けても絶対に
引き受けてはもらえないだろう。

バウンサー選びにはリスクがあるが、きちんとした所に依頼をすれば、報酬は高く付いても、
一度請け負った護衛は絶対に成し遂げてくれる。それに、彼らは最初に決めた報酬だけで動き、
増額を求めず、また増額を持ちかけられても断る。
バウンサーを雇う為に一時的に文無しになったとしても、バウンサーとの契約が終わる頃には
クエストで手に入れた報酬等で再び潤っている事間違いなしだ。

現在、バウンサーを名乗る者は1000人程だが、その中の大半は自称・バウンサーで実績が無く、実際は500人程度、
その中で「新米護衛」系が400人、「高難度クエスト護衛」系が100人だと言われている。
もちろん、400人と行ってもその9割は任務中で、実質的には40人ほどの中から自分にあったバウンサーを
探す事になる。
バウンサーであると周囲に認められている人間は大抵同じような感じで、
実力でバラ付きがある訳では無いので、この中であれば誰に頼んでも問題は無い。
バウンサーは狭い地域に密集する事は無いが、新米護衛系のバウンサーは、新米パイロットの
行動半径が狭い事を知っているため、セントラルエリアに常に数人居ると言う。

・・・・・・余談だが、そこそこ評判の良いバウンサーは皆「Gバウンサー」の改造機体を使っていると言う。

(ゲーム内部雑誌「GBWFの歩き方」より「バウンサーって?」から抜粋)

新米護衛

新米が一定のレベルになるまで護衛を勤めるバウンサーの分類。
大抵の場合、報酬は「現在手持ちのインベントリにあるすべてのアイテム、マニー、モビルスーツ」
であり、ユーザークエストの性質上、新米護衛バウンサーを雇うと同時に文無しになってしまう。
だが、バウンサーにとってはそれら全てを合わせても、彼らの財産の数パーセントにもならない。
つまり、彼らは実際の報酬が目当てなのではなく、依頼者の覚悟を問うためにその報酬にしている。
必然的に、新米護衛のバウンサーへの依頼は、依頼者がLv30台になるまで、等の長期間任務になりやすい。
そこそこの低レベルでまったりプレイするには満足できないプレイヤー向けだろう。
また、バウンサーと共に戦っている間の生活はバウンサーが補助してくれる他、
バウンサーが得たモビルスーツやアイテムは全て依頼者に譲渡され、
しかもそれは契約が終了すればそのまま依頼者の財産にして良い。
つまり、アイテムが通常の倍速で貯まるばかりか、それはそのまま依頼者の物になると言う訳だ。
その上、彼らは最初に言った報酬から増額を行わない。つまり、
最初は行動が制限されるように見えるが、長期的な視点で見れば新米護衛バウンサーを雇うのは
いいことづくめである。

ただ、初心者がこの新米護衛バウンサーを利用する場合、
自称バウンサーの偽物をつかんでしまう事もあるので要注意。
どうしようもないボンクラを雇ってしまい、アイテムは譲らない、クエストにも使えないと言う
ごろつきを雇ってしまい、クエストの双務的契約により解消出来ず・・・・・・
と言う悲惨な目に合う新米パイロットは後を絶たない。
もし新米護衛のバウンサーを雇う場合には
・掲示板のスレのログを全て読み、確実な評判のある人だけを探す
・格安報酬で請け負うバウンサーは絶対に依頼しない
・町中で声をかけてくるバウンサーはまず偽物
・本物のバウンサーは間違ってもプロフィールに「バウンサー」等とは書かない
の四つを忘れてはならない。

また、彼らは安い報酬、護衛期間中のアイテム譲渡など、実際の利益はマイナスに近い事をしている。
完全に善意だけで成り立っている仕事だ。契約が終われば拘束力は無くなるが、
もしかつて雇ったバウンサーから何かお願いをされたら、それに無償で答えてあげるのが「仁義」だろう。

文:黒井

  • 最終更新:2016-08-14 22:51:19

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