コウサカ・ハルカ

コウサカ・ハルカ


「あなたの過去は確かに真っ黒かもしれない。けど、未来まで黒くする必要はないでしょ?」

性別


年齢

12

所属


パイロットレベル

19

ステータス


保有スキル


搭乗機

ベアッガイⅢ

備考

ソラン・エニアクルがサイド3で出会った、まだ年端も行かない少女。

難易度の低いローカルクエストにより、モビルスーツの維持費と日々の食費を何とか賄えてはいるが、
住居を購入・レンタルするための費用は確保出来ておらず、橋の下に作ったダンボールの住処を寝床とした、半ゲーミングチャイルドとも言える生活を送っていた。

年齢における身体的ハンデから操縦技術は低く、機体の被弾率も高いために修理費が嵩み、それが彼女が住居を用意出来ない事の一因にもなっている。

性格は厳しい生活を送っていたが、非常に明瞭活発で人懐っこく、無愛想で傍若無人なソランに対しても怖じけることなく接する事ができる程。
この性格があったからこそ、幼いながらもソランと関われたのは言うまでもないだろう。

ソランとの出会いと、その最期


ソランとの出会いは、彼が路上の片隅で座り込むハルカに食べ物を与えたところから始まる。
彼が起こした行動は気まぐれから来るものであったが、それに感激した彼女は感謝の気持ちから、
彼の住処であるレンタルハウスへと有無を言わさず着いて行き、料理を振る舞う事を事となった。

その後、彼女の生活を鑑みたソランの提案で保護という形で彼の住むレンタルハウスに居候する事となった彼女だったが、
買い出しのために別のコロニーに向かっていた彼女の乗る民間輸送機を、宇宙軍所属の小隊が襲う。
システム上の移動手段とは別の、ユーザー独自の輸送船を兼ねた民間の移動手段であった事が災いし、略奪行為の後機体は撃墜される。

ハルカからの連絡を受けていたソランのシャルドール改により小隊機は全て撃破されたが、断裂した機体から放り出されていたハルカの負った傷は深く、出血ダメージにより残り幾ばくもない状態であった。

それでもとコックピットに回収し、サイド3へと戻るため急ぐソランであったが、その最中彼女のHPは底をついてしまう。
間に合わなかった自分と、腐敗した軍人達への怒りの余りコンソールを力の限り叩きつけたソランを見たハルカは、
ホログラムになり弾ける寸前に息も絶え絶えになりながらも、「復讐のためでなく、誰かを守るために戦って」という言葉を遺し、世界から姿を消した。

二度も守ろうとした少女を守れなかった憤りに震えるソランだったが、そこでハルカからメールが届いていた事に気づく。
そのメールには、「ありがとう」と一言綴られた後にデザインデータが添付されていた。
送信日時から、それが彼女が死に際に送っていたものだと知ったソランは、ハルカの遺した言葉と思いを無碍にしないよう、サイド3へと一人戻っていった。

以前から軍内部や一部プレイヤーの中で腐敗が進んでいた事を知っていたソランだったが、自身の周りの人間が自身の目の前でその腐敗によって命を落とす事となった事から、
決意を固めたソランはそういった不正・腐敗を正すべくして立ち上がり、宇宙海賊クランとして"ガルディアン"を発足。
志を同じくする者達と共に、活動を開始する事となる。

エニアクルモデル機のOS起動画面において中央に置かれている"天高く吠える白い狼"をデザインしたのは、紛れも無いハルカ自身であり、死の間際に送ったメールに添付されていたデータを元にソランがOSに組み込んだものである。

また、ソランの乗機であるブランシェガンダムの名付け親でもあり、彼女の死と言葉がどれだけ彼の行く道を変えたのかがうかがい知れるだろう。

文:蓮

  • 最終更新:2015-03-26 01:00:25

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